シャティヨン・アン・ディオアの気候・風土
シャティヨン・アン・ディオアは、コート・デュ・ローヌ地方の中心部から南東側へやや外れた位置にある。谷あいにある村で、南北へのびるローヌ河との距離は離れているが、支流の1つであるドローム川が近くを流れる。
アルプスの前山地帯とされる地域に含まれ、高い山々やラベンダー畑が多数見られる自然豊かな土地だ。
温暖な性質を持つ地中海性気候の影響を受ける一方で、標高が高めの山麓部分へ広がる村であるため、年間を通して涼しい気候が特徴。シャティヨン・アン・ディオアを含めた周辺地域は、その広範囲が片岩質泥灰土という独特の土壌を持ち、現地住民からは「黒い土地」と呼ばれている。
シャティヨン・アン・ディオアのワインの特徴
シャティヨン・アン・ディオアでつくられるワインは、白ワインが有名。ブドウの品種として、シャルドネ種・アリゴテ種などが使われている。古くからの伝統的な醸造法が用いられ、力強い味わいが特徴だ。
軽やかな味わいのロゼワインとフルーティな赤ワインも少量ながら生産されている。
シャティヨン・アン・ディオアのワインは、生野菜や魚料理に合いやすいと言われている。
エピソード
シャティヨン・アン・ディオア周辺の地域は、古くから白ワインの生産が盛ん。1950年代にディオワ協同組合が酒造り用の近代設備を導入したことにより、それ以降のワイン生産が本格化される結果となった。
シャティヨン・アン・ディオアの代表的なワイン
シャティヨン・アン・ディオワ