コンドリューの気候・風土
コンドリューはフランス北部・ローヌ地方にあるが、その土地は115haと決して広くはない。栽培しているブドウもヴィオニエのみとなっている。
段々畑に広がっているコート・ロティと接近しているにもかかわらず、その環境は全く異なったものとなっている。
南西向きに広がる畑は、汚染や浸食から防ぐため、乾燥した砂状の壁で表面を覆われている。そのために、ミネラルを豊富に含んだ風味豊かなヴィオニエが誕生する。
畑仕事は全て手作業で行われ、コンドリューから生まれるワインは希少価値が高いことでも知られている。
コンドリューのワインの特徴
コンドリューのワインは非常に美しい黄金色が特徴だ。
フルーツ、ハチミツ、リンゴなどの甘い香りを楽しむとともに、ほんのりとした酸味とボディが後から広がる。この感覚はコンドリューワインでしか味わうことができない。
またコンドリューワインは食事中に嗜むだけではなく、食前・食後のシーンにも楽しめるワインである。
エピソード
北部ローヌ地方で最高級のワインとうたわれるコンドリュー。その始まりははるか昔、ローマ時代に遡る。
コンドリューワインが評価されるようになったのは、生産者であるドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネの父がこの地に魅了されてブドウ栽培を始めたことがきっかけ。その当時は本業としてブドウ栽培をしていなかったが、後を引き継いだジョルジュの手によって、ヴィオニエ種が発展を遂げていくことになる。
現在では有名とされているヴィオニエ種もコンドリューが発祥の地と言われており、コンドリュー、コート・ロティと共に、フランスを代表するワインへと導いた。
コンドリューの代表的なワイン
コンドリュー ラ・ドリアーヌ
コンドリュー シャトー・ド・サン・コム
コンドリュー ラ・ボネット