ルイィの気候・風土
ルイィは、中央フランス・ロワール川上流にある小さな地区。サントル・ニヴェルネ地区の中にあり、カンシーから見て西側の高地にブドウ畑を広げている。サンセールからもそれほど遠くはない。
ルイィでは主に白ワイン・赤ワイン・ロゼワインを製造している。特に白ワインはソーヴィニョン種によって作られる辛口タイプのものが主流で、全体の50%を占めている。それ以外の30%は、ピノ・グリ種によって作られる赤ワイン。そして残りがロゼワインとなっている。
自然栽培を基本とし、殺虫剤などは使用しない。そのため、収穫量は少ないものの、フルーティーでナチュラルなブドウに仕上がる。ルイィで造られるワインのほとんどは、フランス国内で消費されている。
??Sauvignon blanc vlasotince vineyards?? par User:Vl ? my private archive. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.
ルイィのワインの特徴
ルイィはソーヴィニョン種を100%使用した辛口タイプの白ワインが有名。口当たりは軽くてさっぱりしているものの、独特な酸味と存在感が際立っている。
これに対して、赤ワインやロゼワインはピノ・グリ種とピノ・ノワールと呼ばれる品種を組み合わせて作られている。
見た目の美しさ、程良い口当たり、そして風味も豊かな仕上がりとなっていることから、軽やかな味わいのワインとして好評だ。
??Pinot Gris close?? par Andy / Andrew Fogg ? originally posted to Flickr as wine on the hoof. Sous licence CC BY 2.0 via Wikimedia Commons.
エピソード
ルイィの始まりは7世紀、フランス国王・ダゴベルト1世が所有する畑をサン・ドニ修道院に寄付したことが原点と言われている。
現在所有する畑は、その当時と比較すると狭い範囲に限られている。だが、石灰岩が混ざり合う土壌はブドウ栽培に適しており、ソーヴィニョンはアロマの香りが漂い、キレのある辛口を演出してくれることでも知られている。
ルイィの代表的なワイン
ルイィ ルイィ・ブラン クロード・ラフォン
ルイィ クロード・ラフォン ル・クローズ ナタリー
ルイィ クロ・デ・メッシュー ブラン
ルイィ ブラン レ ザブル ・ ドメーヌ コルダイヤ
ルイィ ルージュ ドメーヌ・マルドン