ニァシュタイン

ニァシュタインワインの特徴とは

   

ニァシュタインの気候・風土

ニァシュタインは、ライン川流域のワイン生産地域・ラインヘッセン地方のべライヒ(生産地区)。ラインヘッセン北東部に位置している。

北部と東部はライン川に接しており、ラインラント=プファルツ州の首都マインツを囲むようにエリアが広がっている。

土壌は砂礫を含んだ粘板岩質で、気候は穏やか。日照時間が長く雨が少ない、ぶどう栽培に適した環境だ。

ぶどう畑の多くは平地やなだらかな丘陵地にあるが、ライン川に面する「ラインフロント(またはラインテラス)」と呼ばれるエリアは、南北に流れるライン川西岸の土手にぶどう畑がつくられている。

日当たりの良い東向きの斜面を確保できることに加え、「ローテンハング(赤土の急斜面)」と呼ばれる赤粘土板岩質の土壌が、川の水面に反射した日光の熱を保持することから、主要品種リースリング栽培の1等地とされている。

ニァシュタインのワインの特徴

ニァシュタインでは、主にリースリング種とシルヴァーナー種、ミューラー・トゥルガウ種などの白ぶどう品種が栽培される。

つくられるワインは、ミューラー・トゥルガウ種を使用したフルーティで飲みやすいテーブルワインが中心だが、氷結したぶどうを絞ってつくられる高級酒のアイスワインの生産も盛んだ。

また「ローテンベルグ」・「ペッテンタール」・「ホッピング」・「パーターベルグ」・「オルベル」などの、ラインフロントにあたる畑では、リースリング種を使った上質なワインが生み出されている。リースリングらしい味わいのエレガントなそのワインは、ドイツでも最高峰と称される。

エピソード

ニァシュタインにはライン川に面した優良畑が多くあるが、その中でもラインフロントの中心部にあたる「ヒッピング」は1級畑といわれ、英国エリザベス女王の御用達ワイン畑に選ばれている。

ニァシュタインの代表的なワイン

ニアシュタイン・ペッテンタール・リースリング・アウスレーゼ/フライヘール・ハイル・ツ・ヘルンシュハイム
ニアシュタイナー・パターベルグ・ゲヴュルツトラミナー・シュペートレーゼ/オイゲン・ヴェアハイム醸造所
ニアシュタイナー・ローゼンベルグ・リースリング・アイスワイン/ハインリッヒ・ゼーブリッヒ
ナッケンハイマー・ローテンベルク・リースリング・シュペトレーゼ/ヴェリタス

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で