テューリンゲン

テューリンゲンワインの特徴とは

   

テューリンゲンの気候・風土

テューリンゲンは、ドイツ・ザーレ・ウンストルートのベライヒ(生産地区)のひとつだ。ワイマールの東、ザール川沿いにワイン生産地が展開している。この地方にはザクセン・アンハルト、ブランデンブルク、テューリンゲンの3つの州が含まれるが、うちテューリンゲン州の生産面積は54haとなる。

土壌はフランケン地方と似た石灰質のものだが、一部地域では三畳紀の砂質や黄土もみられる。緯度が高い(北緯51度)ため気候は冷涼だが、日照時間は年1,600時間に達し、ぶどうの栽培には充分な日光が得られる。年間降雨量は500mm程度。

栽培されるぶどうはミュラー・トゥルガウが多く、ほかにはヴァイスブルグンダー、シルヴァネルなどがつくられている。

テューリンゲンのワインの特徴

ミュラー・トゥルガウ種、ヴァイスブルグンダー種、シルヴァーナー種などによる辛口の白ワインがメイン。

バート・ズルツァに醸造所があるが、日本国内ではほとんど知られていない。なお、この町はザーレ・ウンシュトルート・ワイン街道の終点でもある。

エピソード

テューリンゲンはワイン以外にも、ビールや炭火による焼きソーセージなどでよく知られる。また、ワイマールやヴァルトブルク城など、観光地としてもたいへん人気がある。

テューリンゲン州の首都・エアフルトはマルティン・ルターやヨハン・セバスチャン・バッハなど、ドイツを代表する知識人とゆかりのある街としても知られる。

テューリンゲンの代表的なワイン

(日本国内に輸入されているワインはないようです)

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