サヴートの気候・風土
サヴートはイタリア南部、カラブリア州のDOC。コセンツァと隣接し、西側の海岸に面する丘陵地帯に位置する。
シラ高原からテウフェミア湾まで50キロほどの地域。ティレニア海とシラ高原の両方の影響を受ける気候で、湿度がある。土中の水分は暑すぎる気候からぶどうを守り、朝と午後に海風が吹くため気温が下がる。
サヴートのワインの特徴
この地では赤ワインが主に作られている。ガリオッポをメインに使用したワインはチェリー色で軽快。また、スペリオーレと称されるものは骨格のしっかりしたものがある。
ロゼも作られており、カラブリアの中では良質のワインを生産する土地だが、赤・ロゼともに生産量は少ない。
白ワインも作られているが、DOCではなく IGTやテーブルワインとして売られている。
代表的な生産者/当たり年
サヴートの生産者の中で各方面にて高い評価を受けている生産者として、オドアルディ、コラチーノが挙げられる。また、南イタリアのワインは当たり年で評されることはほとんどない。
いずれのワインも1000~3000円台くらいの値段・価格で売られている。
エピソード
サヴートは山間の小さな古い町だが、シラ高原の自然はもちろんのことティレニア海へも近いことから、小さなリゾートホテルがある。
歴史を感じさせる城壁や、石造りの反り橋など、中世から時が止まったかのような錯覚に陥る風景が貴重な場所だ。
サヴートの代表的なワイン
・サヴート/オドアルディ
・ヴィニャ・モルティラ・サヴート・スペリオレ/オドアルディ
・シ・ロッソ・サヴート/コラチーノ
・シ・ビアンコ・サヴート/コラチーノ