フリウリ・イゾンツォ

フリウリ・イゾンツォワインの特徴とは

   

フリウリ・イゾンツォの気候・風土

イソンツォは、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州東部の端、ゴリツィア県にあるワイン生産地。

ぶどうの栽培は主にこの地域を流れるイソンツォ川両岸の丘陵地帯で行われている。土壌はイソンツォ川の両岸で異なり、左岸は石灰質で砂が多くミネラルが豊富、右岸は養分の多い粘土質となっている。タイプは異なるが、いずれの土壌も良質なぶどうを育む。

地中海性気候で昼夜の気温差が大きい。夏は暑く、冬はアドリア海から吹き付ける風の影響で温暖。こうした気象条件では、ぶどうは濃厚で芳醇な味わいとなる。

フリウリ・イゾンツォのワインの特徴

イゾンツォでは土着品種と国際品種をあわせて24種類ものワインが作られている。若飲みのものが多く、全体的に質が高い。

Masut da Rive Isonzo del Friuli Doc 1999 - Chardonnay - albicocca, mela cotogna - no oak - 14.5 degrees

イソンツォは古くから、国際品種である赤ぶどう種のメルローとカベルネの優れた産地として認知されており、白ぶどう種の質についての評価は芳しくなかった。しかし近年は、白ぶどう品種のシャルドネやソーヴィニヨンが見直され、高い評価を得ている。

赤ワインはプラムのような芳醇な香り、さらっとした口当たりで優雅な味わいが特徴。

一方、白ワインはハーブのような香りで、緑に近い麦わら色。ダイナミックでフルーティな味わいが特徴となっている。若干の苦味としっかりとしたコクがある。

エピソード

イゾンツォには徹底した有機農法にこだわるワイン生産者が多く存在する。可能な限り自然な状態でぶどうを栽培し、周辺の生態系のバランスを保つという信念のもと栽培されたぶどうから作られるワインはとても個性的。

澱の多いものや、独特な色合いもの、特徴的な香りや味わいのものが多く、一般的なワインは飲み飽きたという人々から好評を得ている。

フリウリ・イゾンツォの代表的なワイン

フリウリ・イソンツォ/フリウラーノ
フリウリ・イソンツォ/ピノ・グリージョ 
フリウリ・イソンツォ/シャルドネ
フリウリ・イソンツォ/メルロー 
フリウリ・イソンツォ/カベルネ・フラン 
フリウリ・イソンツォ/ヴェンク
フリウリ・イソンツォ/ヴェンチャール  

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