コッリ・ディ・ルーニの気候・風土
ルーニは、イタリア北西部に位置するリグーリア州のワイン産地だ。
州西部にあたるラ_スペツィアの街から、トスカーナ州北西にあるマッサ・カッラーラ県の都マッサまで、州をまたいで広がる地域が該当する。コッリ・ディ・ルーニ(Colli di Luni)の名称でDOC指定を受けている。
土壌は砂利・砂質・粘土質が混じっており、気候は典型的な地中海性気候。温暖な気候だが、海が近いことから昼夜の寒暖差が大きい。こうした環境では、酸味のしっかりとしたアロマとフレッシュさを備えたぶどうをつくることができる。
コッリ・ディ・ルーニのワインの特徴
赤と白の辛口ワインがつくられている。
白ワインには、ヴェルメンティーノ種を90%以上使用してつくられるコッリ・ディ・ルーニ ヴェルメンティーノと、ヴェルメンティーノ種を中心にトレッビアーノ種などをブレンドしたコッリ・ディ・ルーニ ビアンコがある。
薄い麦わら色の色調で、完熟した柑橘類の強い香りがある。酸味とミネラルのバランスが良く、果実味が豊かな味わい。シーフード料理や肉料理と合わせることができる。
一方、赤ワインは、サンジョヴェーゼ種を主体に、カナイオーロ・ネーロなどの品種がブレンドされたコッリ・ディ・ルーニ・ロッソがある。
強いルビーレッドの色調で、チェリーやスパイスの繊細な香りがある。口当たりやまろやかで優しいボディだ。タンニンは軽く柔らかい仕上がりで、酸との程よいバランスが取れている。赤身の肉料理と相性が良い。
エピソード
コッリ・ディ・ルーニの名称となっている「ルーニ」は、トスカーナ州との州境にあった町の名前といわれている。もともとは、古代ローマ人によって月を意味する「ルーナ」と名付けられ、港町として栄えていた。
コッリ・ディ・ルーニの代表的なワイン
コッリ・ディ・ルーニ ヴェルメンティーノ/ルナエ
エチケッタ ネーラ コッリ ディ ルーニ ヴェルメンティーノ/ルナエ
コッリ・ディ・ルーニ・ロッソ/ルナエ
ニッコロ クイント リゼルヴァ コッリ・ディ・ルーニ ロッソ/ルナエ
ソラリス コッリ・ディ・ルーニ ヴェルメンティーノ/ヴィニコラ・ラ・バイア・デル・ソーレ・ディ・フェデリーチ・ジューリオ
コッリ・ディ・ルーニ ビアンコ/ヴィニコラ・ラ・バイア・デル・ソーレ・ディ・フェデリーチ・ジューリオ
コッリ・ディ・ルーニ ヴェルメンティーノ/サンタ・カテリーナ
コッリ・ディ・ルーニ ロッソ/サンタ・カテリーナ
コッリ・ディ・ルーニ・ヴェルメンティーノ ボボリ/ジャコメッリ
コッリ・ディ・ルーニ ロッソ/ジャコメッリ
コッリ・ディ・ルーニ ロッソ ルペストロ/イル・モンティチェッロ