モスカート・ディ・スカンゾ

スカンツォロシャーテ(モスカート・ディ・スカンツォ)ワインの特徴とは

   

スカンツォロシャーテモスカート・ディ・スカンツォ)の気候・風土

モスカート・ディ・スカンツォ(またはスカンツォ)は、イタリア北西部にあるロンバルディア州のDOCGワイン。

州中央部のベルガモ県北東部に位置する、スカンツォロシャーテ市の一部が産地とされ、この地区の丘陵地帯でぶどうが栽培されている。

硬い石灰質の泥灰岩を基盤とした薄い土壌と、年間を通じて温暖で、夏は乾燥し安定した日照のある典型的な地中海性気候という条件を合わせ持っており、良く熟したぶどうを栽培することができる。

Moscato di Scanzo 2007

スカンツォロシャーテ(モスカート・ディ・スカンツォ)のワインの特徴

モスカート・ディ・スカンツォは、モスカートの亜種で、土着品種のモスカート・ディ・スカンツォ100%でつくられる甘口赤ワイン

収穫したぶどうを陰干しして糖度を高めてから醸造する「パッシート」と呼ばれる甘口ワインの醸造方法でつくられる。アルコール度は17%以上と高く、糖分も濃縮され高くなる。また2年以上の熟成期間が必要とされている。

色調は深いルビーレッドで、チェリーやセージ、スパイスなどを思わせる強い香りがあり、味や苦味の後には、熟したベリー系果実の長い余韻が感じられる。

デザートワインとして、チョコレートやクッキー、フルーツケーキ、ブルーチーズなどと合わせて楽しむことができる。

moscatodiscanzo

エピソード

モスカート・ディ・スカンツォは、古代ローマ帝国の人々が、当地の丘陵地帯に持ってきて植えたといわれ、14世紀の文献にも登場する歴史の古いワイン。

以前はDOCワインのヴァルカレピオに含まれていたが、2002年に独立してDOCGに認定された。州の中では5つ目、ベルガモ県では唯一のDOCGワインとなる。

総面積は31haほどと、イタリアで最も栽培面積の少ないDOCGとされる。生産量が非常に少ないため、イタリアでも生産者や管理組合でなければ入手できない、希少価値のあるワインといわれている。

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スカンツォロシャーテ(モスカート・ディ・スカンツォ)の代表的なワイン

ヴァルカレピオ モスカート・ディ・スカンツォ/アジィエンダ・アグリコーラ・ビアヴァ
モスカート・ディ・スカンツォ/ビアヴァ
モスカート・ディ・スカンツォ/ラ・ブルゲラータ
モスカート・ディ・スカンツォ/タリャリーニ
モスカート・ディ・スカンツォ/ギスレーニ
ドン_キホーテ モスカート・ディ・スカンツォ/モンツィオ・コンパニョーニ

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