オルトレポー・パヴェーゼ

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコワインの特徴とは

   

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコの気候・風土

オルトレポ・パヴェーゼ(Oltrepo Pavese)は、イタリア北西部にあるロンバルディア州のDOCGワイン産地。この地でつくられるDOCGワインは「オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコ」と呼ばれている。

パヴィア県南部にあるオルトレポ・パヴェーゼと呼ばれる丘陵地帯の中でも、リグーリア州との州境にあたる標高が高い地域でぶどうが栽培されている。

石灰質などを含む土壌を有し、気候は降水量が少なく穏やか。さらに適度な湿気があり、日照が強い。昼と夜の気温差が大きい微気候は、ぶどうの栽培に適している。

Vigneto / Vineyard

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコのワインの特徴

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコのワインは、ピノ・ネーロ(ピノ・ノワール)種を主体にして瓶内二次発酵でつくられる白とロゼの辛口スプマンテだ。ピノ・ネーロ種の他には、シャルドネ、ピノ_ビアンコなどの品種がブレンドされる。

白やロゼのスプマンテには、ピノ・ネーロを70%以上含む「オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコ」と、ピノ・ネーロ80%以上を含んだ「オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコ ピノ・ネーロ(ロゼ)」の各2種類がある。最低15カ月の熟成期間が必要。また、熟成期間が24カ月以上と定められた収穫年入りのミレッジマートもつくられている。

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコは、強い果実味とコクがあり、熟した柑橘系の果実、パンやトーストしたナッツの香りある複雑な味わい。微細な泡や上品なロースト香の余韻が長く続く。食前酒として優れているほか、魚料理、フライなどと相性が良い。

2014 Frecciarossa Gil Orti 'Sillery,' Pinot Nero Bianco, Casteggio, Oltrepo Pavese, Lombardia, Italy

一押しのワイナリー/当たり年

オルトレポ・パヴェーゼ(Oltrepo Pavese)の生産者のうち、各方面にて高い評価を得ている作り手として、イル・モントゥ(Il Montu)、ドゥーカ・ディ・サラパルータ(Duca Di Salaparuta)、カステッロ・ディ・チゴニョーラ(Castello Di Cigognola)、レ・フラッチェ(Le Fracce)、カディフラーラ(Ca di Frara)、リーノ・マーガ(Lino Maga)などが挙げられる。

ロンバルディア州のワインは2008年、2006年、2005年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年の出来が良いと評価される。オルトレポ・パヴェーゼ・ワインは、1000~5000円程度の価格・値段のものがほとんどである。

Bonarda!

エピソード

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコは、2007年にDOCGに認定されている。

オルトレポ・パヴェーゼ地区は、古くからあるワイン産地で、一時期は主要市場であるミラノに量産系のワインを供給し、庶民のワインとして親しまれていた。現在、ロンバルディア地方のワインの半分以上がこの地域でつくられている。

Fotovendemmia @ Tenuta il Bosco

オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラシッコの代表的なワイン

オルトレポ パヴェーゼ ピノ ネーロ メトード クラッシコ エクストラ ブリュット ピノ・ネーロ クルアゼ/ブルーノ ヴェルディ
オルトレポ・パヴェーゼ メトド・クラッシコ ジョルジ/ジョルジ
モーレ・ブリュット オルトレポ・パヴェーゼ・メトード・クラッシコ /カステッロ・ディ・チゴノーラ
オルトレポ パヴェーゼ ピノ ネーロ メトード クラッシコ エクストラ ブリュット ミッレジマート ナトゥール エクルー/アンテオ

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