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ガンベッラーラ/レチョート・ディ・ガンベッラーラの気候・風土
ガンベッラーラはイタリア・ヴェネト州のワイン生産地だ。1970年3月にD.O.Cに指定されている。また、レチョート・ディ・ガンベッラーラについては特に品質を認められ、2008年8月にD.O.C.Gに指定されている。
土壌は火山質で玄武岩を含む。岩石にはカリウムやマグネシウムなどの栄養分が多く含まれており、ぶどうに糖分と芳醇なアロマを与える。栽培されるぶどうは、ガルガッネーガ種が多くを占める。
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ガンベッラーラ/レチョート・ディ・ガンベッラーラのワインの特徴
D.O.Cによる規定では、ガンベッラーラを名乗るワインはガルガッネーガ種を80%以上含むものと定められている。「聖なるワイン」という意味のヴィン・サントについても同じ割合が必要だ。
これに対し、ガンベッラーラ・クラッシコは100%ガルガッネーガ種でなければならない。こちらは辛口のミディアムワインで、フレッシュな飲み口であることからアペリティフ(食前酒)に用いられることも多い。
また、D.O.C.G指定されているレチョート・ディ・ガンベッラーラについては、スプマンテ(発泡酒)とそうでないクラッシコに分類される。
いずれもガルガッネーガ種を100%使用することと、アルコール度数が14%以上とすることがD.O.C.Gにより義務付けられている。
糖度を高めるために、陰干し(アパッシメント)されたぶどうが用いられる。
エピソード
イタリアには多くの火山があることから、ガンベッラーラのみならずソアーヴェ、ピティリアーノなどヴェネト州近隣、フレグレイ平野などのワイン生産者が「火山ワイン協会」と称する団体を2012年3月に発足させた。
同協会は、マイアミやロンドン、デュッセルドルフなど、世界各地で開かれるイベントに積極的に参加。火山ワインのみならず、所属する生産地のワインの試飲サービスを提供するなどして、売込みを行っている。
ガンベッラーラ/レチョート・ディ・ガンベッラーラの代表的なワイン
レチョート・ディ・ガンベッラーラ / ラ・ビアンカーラ
ガンベッラーラ・クラシコ / ダル・マソ・ルイジーノ
ヴィン・サント・ディ・ガンベッラーラ・クラッシコ / メンティ