イタタ・バレー

イタタ・バレーワインの特徴とは

   

イタタ・バレーの気候・風土

イタタ・バレーはイタタ川の南に位置し、植民地時代にチリで初めてぶどう栽培が行われた場所だと言われている。

この地域は、冬場の降雨量があるため灌漑を必要とせず、また、セントラル地区よりも夏場の気温が高いため、ぶどうが良く育つ。

土壌は砂質と粘土質であり、水はけは良い。

イタタ・バレーのワインの特徴

イタタ・バレーでは、1550年代よりぶどう栽培が開始され、パイスを中心にマスカット・オブ・アレキサンドリアやカリニャンも栽培されてきた。

近年でもその栽培地域は広いが、近年、徐々にカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなどに植え替えが進んでいる。

十分な日照量を確保できるため、イタタ・バレーで育つぶどうは果実味豊かだ。

vineyards

代表的な生産者

イタタ・バレーの生産者のうち、各方面で高い評価を受けている生産者として、カーサ・ヌエヴァ、デ・マルティノ、ヴィーニャ・デル・アロモ、モンテス、クロ・ウヴェール、クロ・デ・フォー、カルぺ・ディエム、コッピーニ、コンチャ・イ・トロ、サンタ・カロリーナ、ペドロ・パッラ・イ・ファミリアなどが挙げられる。

ワインの価格・値段はほとんどがリーズナブルだ。

エピソード

長らく大衆ワインがつくられてきた土地だが、19世紀以降にサンティアゴ周辺地中心のワイン作りが本格化するにつれて、その存在感は低下の一途をたどっていた。

しかし最近になり、醸造技術の近代化や輸送条件の改良などにより、この地域への注目が再び高まり、有名生産者が開発を行うなど動きが活発になってきている。

イタタ・バレーの代表的なワイン

・ヴィエハス・ティナハス・サンソー/デ・マルティノ
・ヴィエハス・ティナハス・マスカット/デ・マルティノ
・ビヨンド・フロンティアズ・アウター・リミッツ・サンソー/モンテス
・ティエラ・ロハ/カルぺ・ディエム
・カルメネール/カルぺ・ディエム
・トラヴェッシア・モスカテル・セミヨン/コンチャ・イ・トロ

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