カンポ・デ・ボルハ

カンポ・デ・ボルハワインの特徴とは

   

カンポ・デ・ボルハの気候・風土

カンポ・デ・ボルハは、スペイン北東部アラゴン州のワイン産地。DO(原産地呼称ワイン)に認定されている。

エブロ川の南岸域、北にDOナバーラと接する。同名のカンポ・デ・ボルハ村を含む16の村が産地とされている。

ぶどう畑は標高350~700mの場所にある。土壌は石灰質で岩が多く、水はけが良く栄養分を豊富に含む。

大陸性の気候で、夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きく降水量が少ない。また、冬にはシエルソと呼ばれるピレネー山脈から乾いた寒風が吹き下ろす。このシエルソが、害虫の発生や病害を防いでいる。

カンポ・デ・ボルハのワインの特徴

カンポ・デ・ボルハでは、赤・白・ロゼワインがつくられているが、栽培されるぶどうの70%近くはガルナッチャ種。このため、主に同種を中心とした赤ワインやロゼワインが有名だ。白ワインは、マカベオ種やモスカテル種、シャルドネ種を使用してつくられる。

赤ワインには、ガルナッチャ種100%のものや、テンプラニーリョ種やカベルネ・ソーヴィニヨン種がブレンドされたものなどがある。みずみずしい若飲みタイプや長期熟成されたレセルバやグラン・レセルバなどさまざまなタイプのワインがつくられている。

平均30~50年という樹齢の高いガルナッチャ種の樹が豊富にあり、収量を抑えた古木のぶどうを使用して品質の安定したワインが生産されている。

エピソード

カンポ・デ・ボルハは、古代ローマ人によってぶどう栽培が導入され発展したとされる歴史のあるワイン産地で、1980年にDOとして認定されている。また、赤ワイン用品種であるガルナッチャ種の原産地としても知られている。

カンポ・デ・ボルハの代表的なワイン

・アグリコーラ・デ・ボルハ・ビーニャ・ボルヤ
ボデガス・ボルサオ・モンテ・オトン
・ボデガス・アルト・モンカヨ・アクイロン
・ヨンナ・ヨンナ
・アグリコーラ・デ・ボルハ・ボルサオ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で