マドリッド

マドリッドワインの特徴とは

マドリッドの気候・風土

マドリッドは、イベリア半島中央に位置するスペインの首都。スペイン中央部のメセタ地帯を流れるマンサナーレス川沿いに広がる。

地中海性気候に属するが、標高が比較的高く600m以上あるため、冬は氷点下になることもある。夏は気温が高く乾燥している。

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マドリッドのワインの特徴

マドリッドは、1990年に原産地呼称D.O.ビノス・デ・マドリッドとして認定された。ビノス・デ・マドリッドは、アルガンダ、ナバルカルネロ、サン・マルティンという3つのサブリージョンに分かれている。

アルガンダでつくられるワインは、マドリッドでつくられるワインのおよそ60%を占める。生産されるワインのおよそ80%が白ワイン。ナバルカルネロとサン・マルティンでは、ガルナチャ種からつくられる赤ワインが多く生産量の70~80%を占めている。

それぞれのサブリージョンによって割合は異なるが、使用される主なぶどう品種は、白ぶどうではマルバール種やアルビーニョ種、黒ぶどうではテンプラニーニョ種やガルナチャ種となっている。

赤ワインは、香り豊かで濃厚な味を持つ。白ワインは、果実香と果実味が豊か。程よい酸味とミネラル感も楽しめる。

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エピソード

マドリッドのワインづくりの歴史は古く、ローマ時代にはすでにワインがつくられていたと言われている。15世紀末には、ワイン統制法が整備され、王室御用達のワインの産地として栄えた。

20世紀初めには、ぶどう栽培面積は6000ha以上にのぼった。しかし、1909年のフィロキセラ禍、その後のスペイン内戦や住宅化の影響で、1980年代初めには栽培面積が半分以下に激減した。

それにも関わらず、マドリッドのワイン生産者は、ワイン産業復活を目指して地道な努力を続け、1990年に原産地呼称D.O.ビノス・デ・マドリッドとして認定されるに至った。

認定当時、登録されたボデガは5軒だったが、現在では40軒以上になり、栽培面積も7700haにまで増えた。

マドリッドの代表的なワイン

ピカラナ ヴィノス・デ・マドリッド/ボデガ・マラニョネス
マイリット・ブランコ/ゴサルベス・オルティ
ドゥアン/ボデガス・ベニート
タゴ二ウス クリアンサ/ボデガス・タゴニウス
エクスン/ビノス・イ・アセイテ・ラグーナ
マドリレーニョ/リカルド・ベニート
マドリレーニョ/ヘロミン
マドリレーニョ/ラグーナ
マドリレーニョ/フアン・オルスコ

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