AOCの意味/解説
AOCとは、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(Appellation d’Origine Controlee)の略称で「原産地統制呼称制度」などと呼ばれているフランスの制度。
ワインやチーズ、バターなどの品質を保証するために導入された制度で、「ボルドー」などのブランド産地名を名乗るためには、決められた方法で製造し、品質評価で一定の基準をクリアする必要がある。
AOCとして認められると、ワインラベルに「Appellation Controlee」か「Appellation d’Origine(原産地名)Controlee」と記載することが許される。
ワインの場合、認可されるためには、ラベルに記載するAOCの産地で育ったぶどうを100%使ってつくられている必要があり、使用するぶどうの品種やブレンド比率なども決められている。他にも、農地1ha当たりの最大収穫量も制限され、アルコール度数、栽培・剪定・醸造・熟成方法などまで規定されている。