ストローワインの意味/解説
ストローワイン(Straw Wine/Strohwein)とは、干しぶどうを原料として造られる甘口ワインのこと。成熟したぶどうを収穫した後、藁(ストロー)の上で乾かして造られるため、こう呼ばれるようになった。
水分を乾燥させることにより、糖分が高まるため、ワイン醸造時にはアルコール度数が14%を超え、さらに長期保存に耐えられるものとなる。
ストローワインの主な生産国はオーストラリア、スペイン・イタリアが有名だ。
フランス・ジュラ地方にも「ヴァン・ド・パイユ」と言う甘口の特産ワインがあり、藁の上で天日乾燥させるパスリヤージュ(Passerillage)という工程を経て造られる。少量ながら、エルミタージュでも生産されている。