バッドヴィンテージの意味／解説
バッドヴィンテージとは、天候などに恵まれず、ぶどうの出来が良くなかったヴィンテージ(ぶどうの収穫年)のこと。
ワインはぶどうから醸造されるため、その年のぶどうの良し悪しがワインの出来に直結している。そのため、ヴィンテージはワインの当たり年を見る基準となっている。
天候に恵まれ、味が濃く上質なぶどうが収穫された年は、色、渋味とも申し分ない高品質のワインになる。このような収穫年をグレートヴィンデージと言う。グレートヴィンデージのワインは、濃縮度が高いため、まろやかになるまで熟成させるには時間がかかる。
一方、ぶどうの出来があまり良くないバッドヴィンテージ（Bad Vintage）のワインは、熟成するまでの期間が短い。また、価格も他のヴィンテージよりも安価になる場合が多い。
ヴィンテージによって、ある程度、ワインの品質と飲み頃を知ることができる。そのため、それぞれの年のぶどうの出来や熟成度をまとめたヴィンテージチャートがあり、ワインのラベルには、ヴィンテージが記載されている。
