バレル・テイスティングの意味/解説
バレル・テイスティング(Barrel-Tasting)とは、瓶詰めされていない樽熟成中のワインを試飲すること。
瓶詰め、販売を行う前の状態を試飲して、その年のワインの出来具合を確認し、価格を決定する際の基準とする。バレル・テイスティングを行う時点のワインは、フィルターもかけられておらず、不安定な状態なため、見本品の域を出ない。そのため、バレル・テイスティング時のワインの状態で出来を判断するのではなく、十分に熟成された将来の状態を予測しながら試飲し、そのワインの品質を見極める必要がある。
フランスのボルドー地方では、バレル・テイスティングのことをプリムール・テイスティングと呼ぶ。毎年3月末頃に、プリムール・テイスティングが行われ、世界中のワイン評論家や業者がボルドー地方に集まる。