ブルゴーニュのAOCの意味/解説
ブルゴーニュ地方(Bourgogne)で生産されるワインのうち、フランスのワイン法で定められた地区・村・畑などの規格に合わないワインも出てくる。そうしたワインは特定のAOC名を名乗れないが、その中でも一定の基準を満たしているワインについては、広域AOCとして「ブルゴーニュ」ワインを名乗ることができる。
ブルゴーニュ地方のAOCの数は、フランスのワイン産地の中で最も多い。フランスワインのAOCの4分の1にあたる100ものAOCを持っている。
ブルゴーニュのAOCには、レジョナルとコミュナルの2つのAOCが存在している。レジョナルのAOCは「ブルゴーニュ」という地方名や「ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ」といった地区名につけられるAOCだ。一方でコミュナルのAOCとは、ジュヴレィ・シャンベルタンなどの村名単位で付けられるAOCのこととなる。