ワイン用語集

石灰質土壌

石灰質土壌の意味/解説

石灰質土壌(Calcareous soil)とは、石灰岩によって構成される土壌のこと。粘土質が少ないので保水性が高く、水はけが良いためにワイン造りには最適な土壌と言われている。

ワイン用のぶどうを栽培する場合、やせた土地で栽培するのが一般的だ。日当りと水はけの良さ、蓄熱性が高い土壌が理想とされているため、石灰質土壌が好まれている。

石灰質土壌は世界的に見てもわずか7%しかないと言われている。そんな貴重な石灰質土壌の半数はフランスにあるという。

ボルドー地区の赤ワインの名産地は石灰質が多い小石混じりの土壌である上、ブルゴーニュ地方のシャブリなども石灰質の恩恵があると語られている。

そのような事実から、歴史・文化的背景だけでなく、地質的にもフランスはワイン大国なのだと言えるだろう。

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