カリピノの意味/解説
カリピノとは、カリフォルニア産のピノ・ノワールからつくられたワインの俗称。日本でしか使われていない。
ピノ・ノワールは、フランスのブルゴーニュ地方が原産の赤ワイン用ぶどう品種。気まぐれといわれるほど繊細で栽培が難しい。繊細な口当たりと華やかな香りを持つため、他の品種とブレンドされることは少なく、単一品種で醸造されることが一般的。
ブルゴーニュ地方以外では栽培できないと言われていたが、近年、アメリカのカリフォルニアやニュージーランドで栽培に成功した。
カリフォルニアのソノマ・コーストでは、高品質なピノ・ノワールから素晴らしいワインをつくり出すようになり、日本では称賛の意味も込めてカリピノと呼ぶようになった。