クリマの意味/解説
クリマとは、気候や風土という意味で使われる言葉。特定エリアの天候パターンや栽培、ワイン造りなどに大きな影響を与える地理的条件を指す。
1年間といった短期的な気候を指すのではなく、長期的な視点で温度の寒暖差や湿度、雨期など、その土地の特徴を総合的に表すのがクリマだ。ワインのアロマや酸味、アルコール、ポリフェノールなどのバランスに多大な影響を与える。
日本語で「風土」や「気候」といった言葉を使うように、フランス語でも日常的に「クリマ」という言葉は使われている。
なお、ブルゴーニュ地方では16世紀ごろより、特定のぶどう畑や銘柄の畑を指すときに「クリマ」が使用されるようになった。