ワイン用語集

クロ

クロの意味/解説

クロ(clos)とは、フランス語で石垣などの塀で囲われたぶどう畑、ぶどう園という意味。

ぶどうをクロで栽培すると、塀に囲まれているため強い風などの被害に遭うことがなく、よく育ち、十分に熟したぶどうが収穫できるとされている。

フランス産のワインの中でも、クロで栽培されたワインは名称の前に「クロ」が付けられることが多い。
特にブルゴーニュ地方にはクロの区画が数多くあり、有名なのはヴァージョ地方のクロで、「クロ・ド・ヴァージョ」は特級畑を意味する。

歴史的にも由緒あるこの「クロ・ド・ヴァージョ」を所有することはワイン業界において価値の高いこととされている。ここで収穫されたぶどうの多くがグラン・クリュ(特級ランク)のワインとなる。

一方で、石垣で囲われたぶどう畑でも、名前にクロと付いていない畑もある。

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