ワイン用語集

DO

DOの意味・解説

DOとは、狭義にはスペインのワイン法に定められた原産地名称保護(DOP)に従って指定された地理的表示の一種だ。

「DO : Denominacion de Origen=原産地呼称」という言葉は、広義にはテーブルワインを含む「呼称制度」そのものを指すこともあり、その場合のカテゴリーは大きく7つに分けられる。

新EU法が2009年より適用され、スペインでは「原産地名称保護ワイン:DOP」、「地理的表示保護ワイン:IGP(地酒:Vino de la Tierra)」「地理的表示のないワイン(Vino)」の3種類に分類された。

「原産地名称保護ワイン:DOP」は「上質単一ぶどう畑限定ワイン:VPC(Vino de Pago Calificado 注:まだ指定された産地がない)」と「単一ぶどう畑限定ワイン:VP(Vino de Pago)」、「特産原産地呼称ワイン:DOCa(Denominacion de Origen Calificada)」、「原産地呼称ワイン:DO( Denominacion de Origen)」、「地域名付き高級ワイン:VC(Vinos de Calidad con Indicacion Geografica)の5つに分けられる。

「原産地呼称ワイン:DO( Denominacion de Origen)」に指定されている産地は現在スペイン国内で70カ所前後。原産地呼称統制委員会が設置された地域において、その土地で栽培されたぶどうを原料とし、厳格な基準に準拠し生産される。

DOに指定されてから10年後にDOCaへの昇格申請が可能となる。

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