ドイツのワイン法の意味/解説
ドイツには独自のワイン法があり、ドイツワインの品質等級を定めている。フランスやイタリアなどの他のEU諸国とは違い、使用するぶどうの糖度(エクスレ度)と、そのぶどうの収穫時期によって3つに分けられている。
そのため、使用するぶどうの糖度が多いほどにワインの階級が上がっていく構造となっている。ドイツのワイン法において、EU法でのVQPRDに当たるのが「QmP(肩書付上質ワイン)」と「QbA(特定産地上質ワイン)」。Vin de Tableに当たるものが「Landwein(生産地域の特徴を強調したもの)」と「Deutscher Tafelwein(とにかくドイツで生産されたワイン)」となる。
QmPとQbAのワインには、ぶどうの成熟度、化学分析、官能検査といった国家公認検査があり、合格したものは「A.P.Nr.」の等級を名乗ることができるようになる。