硬いワインの意味/解説
硬いワインとは、苦みや酸味が非常に強いワインの味わいを表現するときに使われる言葉。滑らかで重厚、アルコールで圧倒されるようなワインを指す。
「開花したワイン」「閉じたワイン」など、ワインの熟成度は花のつぼみの状態のように表現されるが、硬いワインは「閉じたワイン」に分類とされる。一般的に、長期熟成型のワインが飲みごろを迎えるよりも早く開けてしまい、そのときに感じられる風味のことを「硬い」と表現することが多い。
長期熟成が必要なワインの場合、原料となるぶどうの第一アロマが花開くまで、長い熟成期間が必要となる。飲みごろを迎える前に口に含むと、強烈で独特な苦みが感じられる場合がある。そのような場合、デキャンタージュなどの方法で空気に触れさせ、そのワインのポテンシャルを引き出してから飲むことが大切とされている。