メドック格付けの意味/解説
メドック格付け(Medoc)とは、ボルドー地方のメドック地区における格付け制度のこと。オー・ブリオンを除くメドック地区の赤ワインを対象として、第1級から第5級までの格付けがなされている。
メドック格付けは1855年のパリ万博の際に制定されたワインの階層制度で、60のシャトーとペサック・レオニャンの1シャトーの計61軒が格付けされた。
シャトーワイン本来の品質に満たないと判断された場合は「セカンドワイン(セカンドラベル)」という評価がなされ、別のワイン名が付けられることとなる。
それ以降、100年以上もメドック地区の格付けは更新されていなかったが、1973年にシャトー・ムートン・ロートシルトが第2級から第1級に格上げされた事例が、唯一の変更となっている。