気の抜けたワインの意味/解説
気の抜けたワインとは、酸化によって、ワインの香りや味わいなどが著しく劣化したワインのこと。ワインの本来持つ風味が欠けてしまい、非常に軽く厚みのない味わいとなってしまうと、「気の抜けたワイン」と表現することが多い。
ワインは非常にデリケートなため、保管方法には細心の注意を払わなければいけない。ワインは保管温度が20℃を超えると酸化が加速していくと言われており、徐々に色が悪化して二酸化炭素が減少し、エチレン・カーボネートが生成される。
エチレン・カーボネートは、色やアロマ、味わいに強い影響力を与え、結果的に気の抜けたワインと評される状態になってしまう。
そのため、長期熟成に耐えうるワインでない場合、保存温度は20℃以下が好ましいとされている。