モノポールの意味/解説
モノポール(monopole)とは、単独のワイン生産者(農家やワイン会社などを含む)により、所有管理されている単一地所にある所有畑のこと。
モノポールで生産したワインには、エチケットに「monopole」「seul proprietaire」などと明記されることがある。特に、フランス・ブルゴーニュ地方のワインに、「monopole」表記のエチケットが多いと言われている。
フランスでは、均等分割相続が定められたナポレオン法典の影響で、所有するぶどう畑が細かく分割されている。そのため、単独所有される畑は珍しいとされ、モノポールワインは希少性が高いとされている。
モノポールはワイン製造が1つの組織で完結するために、生産者のワインへの考え方が如実に現れ、議論の対象となることが多い。