剪定の意味/解説
剪定とは、ぶどうの品質を高めるためのぶどうの生育工程のひとつ。一般的にぶどうの休眠期に行われるもので、その年のぶどうの質や量などが決まる重要な作業とされている。剪定方法には、長梢剪定と短梢剪定がある。
ぶどうの実は新梢に実をつけるため、古い枝を切り落として新梢を切り落とす。放置してしまうと、ぶどうの樹の樹勢を保持することができず、収穫量や品質、樹自体のバランスが崩れてしまうので、ぶどうの生育環境が著しく悪化してしまう。
葉が繁り過ぎた場合は風通しが悪く、病気にかかりやすくなる。逆に葉が少な過ぎると光合成が不十分となり栄養不足になる。そのため、どのような姿の木に形成していくかを予測する能力が技師には求められている。