ワイン用語集

「右岸」と「左岸」の決め方

「右岸」と「左岸」の決め方の意味/解説

「右岸」と「左岸」とは、ワインの産地における川を挟んだ両岸の土壌を区別するために、一方と右岸、もう一方を左岸と呼称する。

ボルドーを流れるドルドーニュ川とガロンヌ川を例に取ると、ボルドー市の南で合流するジロンド川に対して、地図上で川の左側を「左岸」、右側を「右岸」と呼称する。

一方、コート・デュ・ローヌの場合は、ローヌ川の地図上で左側が右岸で、右側が左岸とされている。

この違いの理由は、東西(地図上では左右)に流れる川の場合、右岸と左岸という表現が使えなくなるので、川の上流から下流を見た方向で右岸と左岸が決められている。

ジロンド川は、南から北に川が流れているため、地図上の左右と一致する。一方で、ローヌ川の場合は北から南に川が流れており、地図上の左右とは逆転してしまうため、このように決められる。

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