ロートヴァインの意味/解説
ロートヴァインとは、ドイツ語で赤ワインのこと。Rotweinと綴る。
赤ワインは、黒ぶどう種を使用してつくられる。また、白ワインがぶどうの果汁だけを絞り、それを発酵させてつくるのに対し、赤ワインはぶどうの果汁だけでなく皮や種も一緒に発酵させてつくる。
赤ワインの色はぶどうの皮に、独特の渋味はぶどうの種に由来する。
ワイン生産地の最北端に位置するドイツは冷涼なため、白ワインの原料となる白ぶどう種の栽培には向いているが、赤ワインの原料となる黒ぶどう種の栽培には向いていない。
このためドイツでは、白ワインの生産が盛んであった。
しかし、品種改良を重ねた結果、近年寒さにも強い黒ぶどう種の開発に成功。現在では、赤ワインの生産量も増加しつつある。