ルビー・ポートの意味/解説
ルビー・ポートとは、ポートワインの分類の1つ。
ポートワインは、ポルトガル北部のドウロ地域で栽培されたぶどうからつくられるフォーティファイドワイン。世界3大フォーティファイドワインの1つに数えられる。
フォーティファイドワインは、ワインの醸造過程でアルコール(酒精)を添加して、アルコール度数を高めたワインで、ポートワインの場合、発酵途中にブランデーを加えることが多い。
ポートワインは、ルビー・ポート、ホワイト・ポート、トウニー・ポート、ヴィンテージ・ポートの4つに大きく分類される。
ルビー・ポート(Ruby Port)は、もっとも一般的なポートワインで、熟成期間が2〜3年と短く、甘口。美しいルビー色を出すために、バルセイロという大樽やステンレスタンクを使って熟成させ、極力酸素との接触を少なくする。
ホワイト・ポートは、白ぶどう品種からつくられるポートワイン。
トウニー・ポートは、ルビー・ポートを樽の中で長く熟成させたもので、黄褐色をしている。
ヴィンテージ・ポートは、作柄が非常に優れた年に収穫したぶどうのみを使用してつくられる高級ポートワイン。