夏季剪定の意味/解説
夏季剪定(Summer pruning)とは、ぶどうの品質を高めるために行われる剪定作業のこと。夏期の間にぶどうの木の先端を剪定することで成長を抑え、糖分や養分などを集積させる技術。
徒長した枝や脇芽が成長することを抑制して、栄養がぶどうの樹の無駄な部分に回らないようにすることで、収量や糖度の調節が可能となり、品質の高いぶどうを造り出すことができる。
一方、1~3月の冬の休眠期に株を短く切る冬剪定という作業もある。これにより樹が健康になり、品質の高いぶどうをつくるためには重要な作業とされている。
冬期剪定は、来シーズンのぶどう造りに大きな影響を及ぼすため、作業のタイミングが非常にデリケート。春剪定、夏期剪定の作業にも響いてくると言われている。