ワインの「天地人」の意味/解説
ワインの「天地人」とは、「ワインは天、地、人によって形成されている」という考え方を示す言葉。
フランス・ブルゴーニュ地方で活躍する醸造家・仲田晃司氏が手掛けるワイン「ル・デュモン」のラベルに「天地人」と記載されたことや、ワインを題材とした人気マンガ『神の雫』で「天地人」の言葉が度々登場したことから、有名になった。
天は天候を意味し、優れた土壌と優秀な生産者によって造られたワインでも、その年の気候がぶどうにとって最適でなければ、高品質なワインは生まれにくいことを指す。
地は大地、すなわちぶどう畑を意味し、それぞれの畑の特徴や状態がワインの品質に大きく影響することを指す。
人は生産者を意味し、美味しいワインには技術力が不可欠だということを示している。
「天地人」はこれら3つのうち、どれが欠けても品の高いワインはできないとする概念を表している。