村名ワインの意味/解説
村名ワインとは、特定の畑に限らず、その村で収穫されたぶどうを使用して造られるワインのこと。ブルゴーニュ地方独特の格付けとなる。
ブルゴーニュ地方の格付けには「グラン・クリュ(特級畑)」と「プルミエ・クリュ(一級畑)」があり、村名ワインはそれら2つよりも適用されるエリアが広くなるため、3番目の階層となる。
村名ワインは、グラン・クリュとプルミエ・クリュに属さない良質なワインを造る村の証にもなり、ワインのラベルには村名が表記されている。村名ワインは、行政上の都合上で単独の村だけでなく、その周辺の村を含む場合がある。
村名ワインの他に、村をまたいで地区内ぶどうで造られる地区名ワイン、ブルゴーニュ地方全体で造られるワインを指す地域名ワインがある。