ヴィンテージポートの意味/解説
ヴィンテージポート(Vintage Port)とは、ポートワインの一種で、作柄のよい年に収穫されたぶどうだけで造られる高級ワインのこと。単一年度に収穫されたぶどうのみを使って醸造され、2~3年の樽熟成の後、10年以上の瓶熟成を経て造られている。
ヴィンテージポートは、ボトルの中で熟成するすべての段階による変化があり、最初の5年間の熟成の場合、ルビー色の外観、赤系フルールの香り、ブラックチョコレートの味わいが醸し出されるようになる。
10年以上の瓶内熟成によってオリ(澱)が発生し始めるが、ガーネット色の外観へと移行し、熟したフルーツのアロマとフレーバーを放つ段階へと変化していく。ヴィンテージポートの中には、さらにオリ(澱)を丁寧に覗いたレイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポートがある。