VQPRDの意味/解説
V.Q.P.R.D.とは、Vin de Qualities Produits dans des Regions Determineesの略称。2008年までのEUのワイン法におけるワイン格付けの1つ。
2008年までのEUのワイン法では、ワインを上級ワインであるV.Q.P.R.D.(指定地域優良ワイン)と一般消費用のテーブルワインであるV.D.T. (Vin de Table)の2つに分類した。2008年以降はワインの品質分類方法が変更となり、現在製造されているワインには使用されていない。
V.Q.P.R.D.は、規定された地域のぶどうだけを使用してつくられた、上級ワインであることを示していた。2008年にEU閣僚理事会で、ワインの共通市場制度(OCM)の改革案が採択され、EU内でのワインの品質分類が変更された。これまでのV.Q.P.R.D.やV.D.T.という分類が廃止され、新たに地理的表示付きワイン(A.O.P.とI.G.P.)と地理的表示のないワインという分類になった。
そしてEU のワイン法の改正に伴い、フランスのワイン法も2009年に改正され、品質分類がEU ワイン法に即したものに変更された。