山並みを背にしたラ・モットの歴史的セラー
ワイナリー

ラ・モット

1

ラ・モット(La Motte)は、南アフリカ・フランシュフック/西ケープを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、ラ・モットの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

山並みを背にしたラ・モットの歴史的セラー
2013年1月撮影。白壁と切妻が印象的な歴史的建築。Commons提供の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません(画像: Zaian / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

ラ・モットとは

産地とスタイル

ラ・モットは、南アフリカ・フランシュフック/西ケープの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

ラ・モットの敷地と山並み
2014年7月撮影。道の両側に広がる緑と奥の山並み。写る畑の品種は特定していません。Commons提供の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません(画像: Leo za1 / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

評価される理由

ラ・モットは、南アフリカのフランシュフック渓谷にあるワイナリーです。白い壁と山並みが印象に残る敷地には、歴史的なセラーや水車小屋が残っています。建物を眺めながら生産者を知りたい人にも、まず一本の白ワインから試したい人にも、入口のある場所です。今回選んだのは、ソーヴィニヨン・ブラン。ラ・モットという名前を見て、すべてのブドウが敷地内の畑から来ると考えると、少し読み違えてしまいます。公式の商品情報では、複数の地域のブドウを組み合わせる造りを紹介しています。ワイナリーの所在地と、一本のワインに使うブドウの産地を分けて見ておくと、この生産者の考え方がつかみやすくなります。

ワインづくりのこだわり

公式の栽培案内によると、自社の畑に加え、各地の関係農園や管理する畑からもブドウを受け入れています。場所や品種に合わせた栽培と、セラーでの選別を重ねてワインを仕上げる考え方です。具体例として、2026年ラ・ファミーユ ソーヴィニヨン・ブランの公式情報を見てみましょう。ブドウはフランシュフック25%、ステレンボッシュ50%、ケープ・サウス・コースト20%、ダーリング5%。酵母や発酵温度を変えて複雑さを引き出し、発酵後は澱とともに置いて質感を整え、セミヨンを4%加えています。これらはあくまで2026年の仕様です。今回のAmazon商品名には年号の指定がないため、販売中のボトルに同じ産地比率やブレンドを当てはめてはいません。セラーの実写真も2015年の記録で、写っている樽の中身を購入候補の白ワインと結びつけていません。

ラ・モットのセラーと試飲のしつらえ
2015年10月撮影。樽の列に沿ってグラスが並びます。購入候補がこの樽で熟成したことや、現在の設備配置を示す写真ではありません。Commons提供の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません(画像: Olga Ernst / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

代表的なワイン

ソーヴィニヨン・ブラン

今回の購入リンクは、Amazon.co.jpで白・辛口・南アフリカ産・750mlと表示されている商品です。メーカー説明には、果実やハーブを思わせる香りと、ドライな余韻が挙げられています。食卓ではシーフード、サラダ、山羊のチーズなどが提案されています。この記事は実飲した感想ではなく、メーカーと生産者の説明を読むための案内です。年号のない販売ページなので、注文時には届くヴィンテージやラベル、販売者、配送予定を確認してください。公式サイトの2026年品はラ・ファミーユという名称で紹介されており、Amazonで扱うボトルと同一年だと保証するものではありません。

公式の試飲案内から選び方を広げる

現地の公式案内には、現在のヴィンテージを味わうコースのほか、グラスの違いを試すものや貯蔵ワインの試飲もあります。白ワインから興味が広がったら、生産者の公式コレクションでミレニアムなどの赤や、ほかの白の紹介を読み比べてみるのもよさそうです。試飲メニューや予約条件は変わるため、訪問前に最新の案内を確認してください。この記事の購入リンクはソーヴィニヨン・ブランのみです。

ラ・モットの名称が掲げられた入口
2014年7月撮影。購入候補の商品ラベルや現在の訪問受付を示す写真ではありません。Commons提供の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません(画像: Leo za1 / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

ワイナリーの歴史

土地の歴史は1695年の払い下げにさかのぼります。1709年にはフランス系ユグノーのピエール・ジュベールが取得し、名称はプロヴァンスの村ラ・モット・デーグに由来します。ブドウの栽培が始まったのは1752年で、ガブリエル・デュ・トワが4000本を植えました。土地の成立と、ブドウを植え始めた年は別です。1970年にアントン・ルパートが取得すると、建築の修復や畑、セラーの整備が進められました。公式の歴史案内では、歴史的セラーの建設は1770~1782年、中央の切妻に刻まれた1825年は後から加えられた部分の年とされています。建物に見える数字を、そのままワイナリーの創業年と読むことはできません。水車小屋も同じ時代の建築として紹介されています。掲載写真は2013~2015年に撮影されたもので、訪問時の景観や営業内容は公式案内で確認してください。

ラ・モットを写真で見る

1825の年号が見える歴史的セラー
2013年9月撮影。公式沿革では、この年号は後から加えられた中央の切妻に刻まれたものと説明されています。Commons提供の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません(画像: Chris Snelling / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
ラ・モットの水車小屋
2013年9月撮影。公式の歴史案内で紹介されている水車のある建物。Commons提供の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません(画像: Chris Snelling / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

ラ・モットのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

ラ・モットの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

ラ・モット ソーヴィニヨン・ブラン 白750ml

ラ・モットらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

ラ・モット ソーヴィニヨン・ブラン 白750mlをAmazonで見る

まとめ

ラ・モットは、南アフリカのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

運営会社 / お問い合わせ・広告掲載

ワインニュース・コラムを見る

About the author / 

WINE BAZAAR編集部

Wine Bazaar編集部は、ワインの新商品、イベント、業界動向、産地・品種に関する情報を確認し、読者がワインを選びやすくなる記事を制作しています。

カテゴリー