特徴・ポイント
1725年創業でボルドー最古のネゴシアンとも言われるバルトン&ゲスティエ(Barton&Guestier)のワインは、世界約130カ国において1000万本が販売されている。
ムンドゥス・ヴィニで金賞を受賞するなど、国際コンクールにおいて数多くの受賞歴を誇る。
ワインづくりのこだわり
フランス各地のおよそ250のぶどう生産者とパートナーシップを結ぶ。チーフワインメーカー、ローラン・プラダ氏の監修の下、徹底した品質管理とアッサンブラージュ(ブレンド)を行うことで、安定した品質のワインをつくり出している。
代表的なワイン
バルトン&ゲスティエ サンテミリオン
メルローとカベルネ・フランを使用。フルーツの香りが凝縮されたサンテミリオンらしい力強さを感じる赤ワイン。
バルトン&ゲスティエ メドック
メドックらしく厚みと骨格のあるワイン。濃い色のベリーを連想させる豊かな香りと凝縮された果実味が特徴。
バルトン&ゲスティエ マルゴー
女性的な味わいの赤ワインが生産されることで有名なマルゴー。バルトン&ゲスティエのマルゴーも、優美でありながら繊細さを感じられ、やさしい樽香とベリーの香りが漂い、しっかりとした熟成感がある。
ワイナリーの歴史
1725年創業でボルドー最古のネゴシアンであると言われているバルトン&ゲスティエ。アイルランド出身のトーマス・バルトン氏がボルドーでワイン販売会社を設立。順調に事業を拡大し、1700年代中盤にはボルドー最大級のワイン商に成長。1802年にはトーマス氏の孫であるヒュー・バルトン氏が、アメリカの独立戦争時にワインなどの物資を提供していたことで知られるダニエル・ゲスティエと提携し、ネゴシアンを設立した。
19世紀にはシャトー・ランゴアなどのシャトーを購入し、高級ワイン事業に参入。さらにダニエル・ゲスティエはボルドー商工会議所の所長として、ボルドーをはじめとするフランスワイン産業の育成に努めた。
バルトン&ゲスティエはフランスのネゴシアンとしては珍しく、自社でワインづくりを行っている。現在はぶどうの剪定から醸造、ボトリングに至るまで、ワイン醸造家のローラン・プラダ氏が責任者として、ネゴシアンとしての3世紀もの長い歴史で得た技術や経験、人脈を生かして高品質なワインを生産している。