特徴・ポイント
南フランスで最も注目されているワイン生産者の1つ、ヴィニョーブル・ブルニエ(VIGNOBLES BRUNIER)。同社のワイナリーであるヴュー・テレグラフのワインは、2008〜2009年の『ワインスペクテイター』誌の年間ランキングで一桁台にランクインした。ヴィニョーブル・ブルニエは、今や南フランス随一のワイナリーといっても過言ではない。
ワインづくりのこだわり
瓶詰めまでの工程にじっくりと4週間かける徹底ぶり。ぶどうは全て手摘みで収穫し、2回に分けて厳しく選別する。除梗機にかけるまで、機械は一切使用しない。
アルコール発酵とマロラクティック発酵の2工程を経て、香り高く果実味が凝縮したワインをつくり上げている。
代表的なワイン
シャトーヌフ・デュ・パプ ラ・クラウ・ルージュ
ヴュー・テレグラフのフラッグシップワイン。ワインスペクテイターの年間ランキングで2008年に5位、2009年には3位を獲得した。
外観に透明感があり、雑味がない。思いの外、果実味が濃厚で、キレのある酸味がそれを引き立てている。
シャトーヌフ・デュ・パプ テレグラム
ヴュー・テレグラフのセカンドワインだ。グルナッシュを中心に、シラー、ムールヴェードル、サンソーをブレンド。長い熟成を経て醸造されるだけあって、透き通った滑らかな口当たりを堪能できる。
ワイナリーの歴史
南フランスを中心に活躍するヴィニョーブル・ブルニエ。同社が運営するワイナリーのひとつがヴュー・テレグラフだ。ヴィニョーブル・ブルニエが抱えるワイナリーの中では最も古株で、その歴史は1898年にまでさかのぼる。
時が経ち1990年代に入ると、ヴィニョーブル・ブルニエの現当主・ダニエル氏とフレデリック氏の兄弟は、新たにドメーヌ・ラ・ロケットを設立。さらに、中東レバノンでもワインづくりを始め、ヴィニョーブル・ブルニエの規模を拡大していった。
ヴィニョーブル・ブルニエの名は、ヴュー・テレグラフのワインがワインスペクテイター誌の年間ランキング上位にランクインしたことで世界中に広まった。その地位は今や不動のものとなっている。