ナパ・バレー, ワイナリー

マーカム・ヴィンヤーズ

   

特徴・ポイント

カリフォルニアワインの生産地として名高いナパ・バレーで、4番目に長い歴史を誇る老舗ワイナリー。権威あるワイン評価誌「ワインスペクテイター」誌においてメルロー・オブ・ザ・イヤー第1位(90年ヴィンテージ)、1994年にはワイナリー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、専門家からの評価も高い。

ワインづくりのこだわり

ぶどうが持つ特性を生かしたワインを適正価格で提供すること、そして製造するワインにはナパ・バレー産のぶどうのみを使用することにこだわっている。

Project 365 - 2012 - Day 2 - The Markham Vineyards

代表的なワイン

マーカム メルロー

メルロー・オブ・ザ・イヤー第1位に輝いたマーカム・ヴィンヤーズを代表するワイン。ナパでメルロー種が注目される前から製造されている。豊かなベリーやチェリーの果実味とバニラやキャラメルなどのオーク樽由来の味わい、穏やかなタンニンがバランスよくまとまっている。

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マーカム シャルドネ

りんごや柑橘類の香りとヘーゼルナッツやキャラメルを思わせるアロマ、みずみずしい果実味とほどよい酸味が魅力的。「ワインスペクテイター」誌で世界のワイントップ100にランクインするなど、非常に高い評価を受けている逸品。

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グラスマウンテン・カベルネ・ソーヴィニヨン

コストパフォーマンスに優れた「グラスマウンテン」シリーズの一つ。オーク樽で約17カ月熟成される。カベルネ・ソーヴィニヨンが持つ味わい深さとオーク樽特有のスパイスとバニラの香り、タンニンがバランスよく仕上がっている。

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ワイナリーの歴史

フランス・ボルドーからカリフォルニアへやって来たジーン・ローレン氏が1874年に設立したローレン・ワイナリーが、マーカム・ヴィンヤーズ(Markham Vineyards)の始まり。以来、ワイナリーは所有者を何度も変えながら運営を続けてきた。設立から100年後の1974年、ブルース・マーカム氏が所有者となり、マーカム・ヴィンヤーズが設立された。マーカム氏はヨーロッパのワイナリーを研究した上で、ナパ・バレーを自社のぶどう栽培地として選んだ。さらに、複数のぶどう畑やワイナリーを買収した結果、ワインの品質は飛躍的に向上し、生産量も1978年からの約10年間で5倍以上も増加した。

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マーカム・ヴィンヤーズは1987年、日本企業のメルシャン傘下に入ったことで巨額の資金を得た。この資本を元に醸造設備のリニューアルやぶどう畑の改良を行うなどして、さらなる品質向上に成功している。

マーカム・ヴィンヤーズのワインはアメリカ合衆国主催の外交の席で振る舞われるなど、カリフォルニアを代表するワイナリーとして高く評価されている。

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