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特徴・ポイント
ヴィッラ サンディ(Villa Sandi)は、ヴェネト州で生産されるプロセッコ種を使用した白スパークリングワイン「プロセッコ」の造り手として知られるワイナリーである。ワイン評価誌『ワインスペクテーター』とイタリアのワイン見本市『ヴィニタリー』が共催する「オペラワイン」においてイタリアのワイン生産者トップ100に選出されたほか、著名ワインガイド『ガンベロ・ロッソ』で最高評価に当たる「トレ・ビッキエーリ」の連続獲得歴を誇る。
ワインづくりのこだわり
フレッシュなプロセッコにこだわるヴィッラ サンディでは、ぶどう果汁をシャーベット状に冷凍保存するという独自の方法で搾りたての味を引き出している。また、一般的なスパークリングワインでは異なるタンクで2度発酵するのに対し、1つのタンクで2次発酵まで進める独特の製法を採用し、フレッシュさを際立たせている。
代表的なワイン
ヴィッラ サンディ ヴァルドッビアーデネ DOCG スペリオーレ ディ カルティッツェ
『ガンベロ・ロッソ』で7年連続最高評価を獲得し、最高峰と称されるブリュットタイプのプロセッコである。りんごや柑橘系の果実とアカシアの花の豊かな香りに辛口で引き締まった味わいと軽やかな果実味、きめ細かな泡が特徴。
ヴィッラ サンディ プロセッコ DOC トレヴィーゾ “イル フレスコ”
白い花やりんご、メロンの香りにクリーミーな泡が魅力的なプロセッコ。ぶどう果汁の冷凍保存・低温発酵を採用した製法により、フレッシュでジューシーな果実味が現れている。
ヴィッラ サンディ ロザート
プロセッコにピノ ノワールを加え、野イチゴや黒スグリなどの果実と白い花のボリューム感があるアロマに、フレッシュでスムーズな泡が魅力。ほのかな苦味が感じられ、スッキリとした爽やかな余韻が残る。
ワイナリーの歴史
ヴィッラ サンディは、プロセッコの栽培で知られたヴェネト州北部ヴァルドッビアーデネにあるワイナリーだ。1622年に建てられたというパラディアン様式の貴族の館に本社を構え、プロセッコ生産者では数少ない家族経営のワイナリーだ。
ぶどう栽培に優れ、「プロセッコの聖地」と呼ばれる106ヘクタールのカルティッツェ地区で、1.5ヘクタールの「ラリヴェッタ」と呼ばれるぶどう畑を所有。伝統的に甘口で作られるカルティッツェにおいて、初めて辛口のブリュットを作り出したことでワイナリーの評価を押し上げた。
ヴィッラ サンディは独自のぶどう保存方法や発酵法にこだわり、フレッシュさを最大限に追求した高品質のプロセッコ、スプマンテを製造している。