特徴・ポイント
サン・ヴァンサン(Saint Vincent)は、ワインを扱う大手企業グラン・シェ・ド・フランスによって立ち上げられたワインブランド。企業全体の売り上げは、1100億円を超える。これまでに、世界での輸出量第1位、販売量第2位の実績を誇っている。
ワインづくりのこだわり
大手ならではの技術力を生かし、比較的リーズナブルながらもしっかりとした本場フランスワインの味を楽しめる品質の良さが魅力。
代表的なワイン
サン・ヴァンサン・ルージュ
サン・ヴァンサン(Saint Vincent)とは、ぶどう栽培者の守護聖人の名前だ。また、ブルゴーニュ地方で毎年開催される有名なワイン祭りの名前にもなっている。
このサン・ヴァンサン・ルージュは、酸味とコクのバランスのとれたミディアムボディの赤ワインだ。グルナッシュ種やメルロ種のぶどうから作られており、ベリー系の豊かな果実のアロマや、こしょうなどのスパイスの風味が感じられる。肉料理や濃厚なチーズからアペタイザまで、いろいろな料理に気軽に合わせて楽しめる。
サン・ヴァンサン・ブラン
ユニブラン種、コロンバール種のぶどうから作られた辛口白ワイン。柑橘系の果実やハーブの風味を持ち、みずみずしくフレッシュな飲みやすさが魅力。グラタンやスモークサーモンなどの料理から、から揚げなどの揚げ物にもよく合う。冷やして飲むと、よりさわやかな口当たりになるためおすすめ。
ワイナリーの歴史
サン・ヴァンサンを生み出したグラン・シェ・ド・フランスは、1979年に創業した比較的新しい会社だ。1984年にJPシェネという大ヒット商品を生み出したことが、大手企業へと成長するきっかけとなった。
サン・ヴァンサンのようなお手頃な価格の大量生産ワインから、提携した小規模生産者によって作られる手の込んだブティックワインまで、幅広いワインを取り扱っている。