トスカーナ, ワイナリー

ビービー グラーツ

特徴・ポイント

2000年に設立されたビービー グラーツ(Bibi Graetz)は、ワインガイド『ヴェロネッリ』においてファーストヴィンテージが95点の高得点を獲得するという快挙を成し遂げ、一躍世界中に名が知れ渡った若き鬼才・ビービー・グラーツによるワイナリーである。「超個性的」と称される彼のワインづくりには、熱狂的なファンがいるほどだ。
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ワインづくりのこだわり

土着の品種にこだわり、それぞれのぶどう品種の個性を生かすため、出来るだけ人の手を加えない自然な醸造方法を行っている。栽培方法やブレンド方法などに関しても独自のこだわりを持ち、斬新で新たなワインづくりへの挑戦を続けている。

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代表的なワイン

ビービー グラーツ テスタマッタ

新樽に直接ぶどうを入れて発酵から熟成までを行う、ビービー グラーツ独自のバリック醸造により製造されたワイン。ダークチェリーやイチゴなどの濃密な果実の香りとカシスやトーストのアロマ、フレッシュで豊かな果実味と柔らかで重厚なタンニンのバランスが素晴らしい。最良の3割ほどの樽を使い、残りはセカンドワインのグリッリになる。

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ビービー グラーツ コローレ

フィレンツェの三ツ星レストラン「エノテカ・ピンキオーリ」のためにつくられた赤ワイン。ビービー グラーツの畑でも樹齢が高いぶどうを使用しており、上品で凝縮された果実味を持つ。

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ビービー グラーツ ソッフォコーネ ディ ヴィンチリアータ

樹齢30年以上のぶどうを使用した、ボリューム感のあるしっとりとした果実味が特徴。独特の森のようなアロマと赤い果実の香りも感じられる、なめらかで華やか、個性的な味わいの赤ワインだ。

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ワイナリーの歴史

芸術一家で育ち、自身も芸術家を志していたビービー・グラーツが醸造家の道を歩み始めたのは1990年代後半のことだった。

2000年にワイナリーを設立。家族所有のぶどう畑を含め、自宅周辺の約15ヘクタールの畑において数人のスタッフと共にワインづくりをスタートさせた。元々あったぶどう畑は自家消費のためのワイン用であったために比較的樹齢が高く、質の良いぶどうが採れた。さらにビービー・グラーツは試行錯誤を繰り返して、最良のぶどうを生み出すために独自の栽培方法を生み出している。

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ワインや醸造について学んだことがないビービー・グラーツのワインづくりには、ワインラベルのデザインを含め常に芸術に囲まれて育った彼の直感と独創性が反映されている。そのアートのような自由度の高い製法は非常に個性的であるため、ビービー・グラーツのワインづくりは異端と称されることもある。しかし彼が造り出すワインは世界中で高い評価を受けており、ビービー・グラーツはなおも新しい挑戦を続けている。

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