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特徴・ポイント
2011年には2730万ケースを販売し、販売量世界ナンバー1と称されるカリフォルニアワインブランド「フランジア」のオーナーとして知られるザ・ワイングループ。他にも多数のワインブランドを所有し、世界でも2番目のワイン生産規模を誇る企業である。
ワインづくりのこだわり
徹底した品質管理を行うほか、最後まで新鮮なワインを飲めるバッグインボックスタイプのワインを発売するなど、コストパフォーマンスの高いワインを造り出す努力を続けている。
代表的なワイン
ザ・ワイングループ フランジア 赤
フレッシュでフルーティー、チェリーやラズベリーのような香りと果実の味わいが豊かな赤ワイン。同シリーズには白やロゼ、ダークレッドなどがラインアップされており、3リットルのバッグ・イン・ボックスも用意されている。
ザ・ワイングループ フランジア スパークリング
契約農家の朝摘みぶどうを使用した、日本限定販売のスパークリングワイン。フルーティーで繊細な泡、口当たりの良さが特徴。
ザ・ワイングループ アルマデン クラシック レッド
1852年にカリフォルニアで創業したワイナリー・アルマデンの赤ワイン。ベリー系の果実やハーブの香りにタンニンが調和した口当たりが魅力だ。5リットルのバッグ・イン・ボックス入りで、デイリーワインとして気軽に楽しめる。
ワイナリーの歴史
1906年、イタリアからの移民であるテレサ・フランジアがカリフォルニア州サンフランシスコ近郊のリポンで創業したワイナリー「フランジア」からザ・ワイングループがスタートした。
フランジアは1920年~1930年代、ワインの自家醸造を行う家庭へぶどうを販売することで禁酒法時代を乗り越え、禁酒法廃止後にワイナリーを再建。ワインづくりを再開した。
1970年代後半には「最後の1杯までフレッシュ」な画期的な紙製ボックスのワインタップを発売。その便利さとコストパフォーマンスに優れたフランジアのワインは、世界で最も有名なワインのひとつになった。
ザ・ワイングループの設立は1981年のことである。この時にフランジアを買収し、1982年に5リットルのバッグ・イン・ボックスを発売した。その後次々にワイン生産会社とその傘下のワイナリーを買収、新たなワインブランドを設立するなど、ザ・ワイングループは、世界でも有数のワイン生産規模にまで拡大を遂げている。