チリ, ワイナリー

サンタ カロリーナ

特徴・ポイント

チリ・サンティアゴに所在し、チリ国内でも名門ワイナリーと称されるサンタ カロリーナ。世界約80カ国に年間約150万ケースのワインを輸出している。サンタ カロリーナ(SANTA CAROLINA)のワインは、ワイン・アドヴォケイト誌におけるパーカー・ポイントやワインスペクテイター誌などで高得点を獲得するなど、世界中で高い評価を得ている。

ワインづくりのこだわり

フランスの醸造学者や建築家を招くなど、設立当初から、世界に通用するワインづくりを目指してきた。その姿勢を現在も継承しつつ、ぶどう栽培の研究や最新の醸造設備を導入して、高品質ワインを生み出すための挑戦を続けている。

Sauvignon Blanc

代表的なワイン

サンタ カロリーナ サンタ バイ サンタ カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨンシラー

豊かな果実味と程よいタンニン、シラー由来のスパイス香を感じられる辛口赤ワイン。肉料理をはじめいろいろな料理に合わせやすく、後味が良い。同シリーズにはカルメネール/プティ・ヴェルド、ソーヴィニヨンブラン/シャルドネスパークリングワインがラインナップされている。

サンタ カロリーナ シャルドネ

黄桃やマンゴーなどの黄色い果実味とハチミツを思わせる甘い香り。フルーティーでやわらかなのバランスに優れた辛口白ワインだ。

サンタ カロリーナ カベルネ・ソーヴィニヨン レゼルヴァ

バニラやミント、黒い果実、モカコーヒーのアロマを特徴とする、エレガントな味わいの辛口赤ワイン。チリの銘醸地コルチャグア・バレー産のぶどうのみで作られる。

ワイナリーの歴史

1875年、ルイス・ペレイラ・コタボス氏が妻の名を冠したワイナリーを設立した。当初から最高品質のワインを生産するため、フランスから醸造学者として名高いジェルマン・バシュレ氏を招聘。1877年にはフランスの建築家エミリオ・ドワイエール氏によりセラーの建築が始まった。このセラーは1973年にチリの国定記念建築に指定されている。

1889年、レセルヴァ・デ・ファミリアがパリ万国博覧会において金賞を受賞。これが、チリワインが世界に知られる契機となっている。

2010年のチリ地震では、サンタ カロリーナのセラーも甚大な被害を受けたが、2012年に再建。コロニアル風邸宅やテイスティングルームなどを備えた、洗練された設備が完成した。

サンタ カロリーナはチリで最も古いぶどう畑を所有し、設立から140年以上経った今も、当時と変わらず、世界に通用するチリワインづくりを続けている。

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