特徴・ポイント
ペタルマ(PETALUMA)は、オーストラリアの銘醸地として知られる南オーストラリア州アデレード・ヒルズに位置する、オーストラリアを代表するワイナリーのひとつだ。国際線ファーストクラスにも採用された実績を持つなど、そのワインは高い評価を受けている。
ワインづくりのこだわり
ぶどうの品種と栽培地域にこだわり、それぞれのぶどうに適した地で栽培することを理念としている。また、最良のワインは食事と共に消費されるという考えに基づき、食事にあう高品質なワイン作りを追求している。
代表的なワイン
ペタルマ クナワラ
クナワラの自社畑で手摘みされたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを使用している。黒い果実の香りと凝縮されたプラムやカシスのような果実味、ダークチョコレートを思わせるアロマとなめらかな口当たりとコクが特徴だ。
ペタルマ リースリング
トロピカルフルーツやパッションフルーツの凝縮された香り、柑橘類にオレンジピールがスパイスとして加わった味わいが広がる。レモンやライムのアロマとミネラル感が感じられ、すっきりとした後味が魅力。
ペタルマ シャルドネ
熟したトロピカルフルーツや白桃、オーク樽由来のスモーキーな香りが感じられる辛口白ワイン。メロンや桃のような味わいとしっかりとした酸が生む複雑さがデリケートな余韻を残す。
ワイナリーの歴史
オーストラリアでも有数の醸造家であるブライアン・クローザー氏が「超高級ワインの生産」を目的としてペタルマを創業したのは、1976年のことである。当時のオーストラリアでは、ぶどう栽培に適した土地での効率化されたワイン生産が主流となっていた。
クローザー氏は、適性品種を最適な地で栽培するという理念に基づき、南オーストラリア州内4カ所のぶどう栽培地で、それぞれ最適なぶどう栽培を進めた。こうしてペタルマは、栽培地のテロワールを理解した上でその特徴を最大限に生かしたワインづくりを行うことで、少量生産ながらも高品質なワインを生産している。