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特徴・ポイント
スペイン・バレンシア地方に位置するワイナリー。原産地呼称ワインであるD.O.アリカンテワインのつくり手として知られ、7カ所のワイナリーでアリカンテワイン生産量の約65%を生産している。
ワインづくりのこだわり
「アリカンテにおけるぶどう栽培の未来をつくる」がポリシー。できるだけ化学薬品の使用を控え、一部の畑では有機栽培を導入している。ワインの品質と安全性を高めるための温度管理やボトリングシステムに最新の技術を取り入れ、安定した高品質のワインを送り出す努力を続けている。
代表的なワイン
ボデガス・ボコパ ラウデュム オーガニック
有機栽培のぶどうを使用。フレッシュで豊かな黒い果実を思わせる香りと濃厚なフルーツの味わい、しっかりとした酸味とタンニンを感じられる。複数の国際コンクールで金賞を獲得している。
ボデガス・ボコパ コンデ デ アリカンテ カベルネ バリッカ
6ヵ月間、樽でバリック熟成された赤ワイン。熟した黒い果実やバニラ、キャラメルクリームを思わせる豊かな甘い香りとしっかりとした骨格が特徴。ボリューム感たっぷりで飲みごたえがある。同シリーズにはメルローもラインアップされている。
ボデガス・ボコパ マルケス デ アリカンテ テンプラニーリョ バリッカ
テンプラリーニョ種を100%使用し、新樽で4ヵ月熟成している。エレガントなフルーツの香りと個性的でしっかりとした味わいとコク、繊細なタンニンのバランスに優れている。
ワイナリーの歴史
ボデガス・ボコパ(Bodegas Bocopa)は古代ローマ時代からワインづくりが行われていることで知られるバレンシア地方のアリカンテにおいて1950年、アリカンテ地方に位置する複数のワイナリーの協同組合として誕生した。
アリカンテ地方はワインづくりの歴史が長いものの、20世紀に入ってからは質より量を重視するワイン生産地となっていた。その状況を打開するため、ボデガス・ボコパはぶどう栽培農家の意識改革から着手。ぶどうの品質向上のための技術指導を行った。そして一括したワイン生産のための醸造施設や研究所を建設し、生産するワインの品質向上にも努めた。
1997年からは有機栽培を積極的に導入。スペインの固有品種モナストレルなども有機栽培で育てている。
温暖なスペイン南部の気候と土地を生かして作られ、魅力あふれるボデガス・ボコパのワインは、国内外で高い評価を受けている。