特徴・ポイント
150年以上の長い歴史を持つ、イタリアのスパークリングワイン「アスティ スプマンテ」のつくり手として知られるガンチア(GANCIA)。年間約2500万本のスパークリングワインを製造しており、「ジャパン・ワイン・チャレンジ」や「サクラアワード」など日本国内の賞の受賞歴も多い。
ワインづくりのこだわり
伝統製法を守りつつ、革新的な新しい技術も積極的に取り入れ、安定した高い品質のスパークリングワインを生産する努力を続けている。
代表的なワイン
ガンチア アスティ スプマンテ
モスカート・ビアンコ種を100%使用した、マスカットのふくよかでフレッシュな香りと果実感が魅力。爽やかな口当たりの甘口スプマンテだ。
ガンチア プロセッコ スプマンテ
プロセッコ種を使った、きめ細やかな泡立ちの辛口スプマンテ。フレッシュなりんごや桃のような香りと豊かな果実味が特徴である。
ガンチア・ブリュット・スプマンテ
新鮮な果実と花のような香り、豊かな果実味と繊細な泡立ちが特徴の、辛口スプマンテの定番だ。
ワイナリーの歴史
フランス・シャンパーニュ地方でシャンパン製法を学んだカルロ・ガンチア氏が、北イタリアのピエモンテ州にワイナリーを設立したのは、1850年のことだ。1865年、ガンチアはアスティ地方のマスカットであるモスカート種を使ったイタリアで初めてのスパークリングワインを生産・販売を始めた。これが現在のアスティ スプマンテの始まりで、生みの親であるガンチア氏は「イタリアのスパークリングワインの父」と称されている。
1870年、イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世からの勅許状により、ガンチアはイタリア王室へのワイン提供をはじめた。イタリア王室御用達になったことでガンチアのワインは広く世界に知られることとなった。
1993年、アスティがイタリアワイン法で定められたD.O.C.G(統制保証付原産地呼称)に昇格。アスティ スプマンテは最上級のスパークリングワインとして、世界中で愛飲されるブランドとなっている。